3人組のおばちゃん

昼過ぎ、いつものようにガストへ入店。

けっこう混んでいる。

店内を見渡して、隣のテーブルが騒がしいとイヤだなと思いながら

小さいテーブルに腰掛けようとしたら

どかどかと隣のテーブルにおばさんのグループが座り始めた。

(あー、運悪く…)と思ったら、そのグループは

ろうあの3人組だった。

もちろんコミュニケーションは手話。

ほんの少しは喉を動かしているのか

普通の呼吸とは違った息の付き方をしていた。

これだけ間近で長時間ろうあ者といるのは初めて。

別にジロジロとなめ回したワケではなく、

目の端の方で、なんとなく目に入る程度だけど。

でも彼女たちは楽しそうに食事をして

楽しそうにお喋りをしていた。

私のようにほとんど障害者の方に

接する機会のない者にとっては

障害を持つ方が普通にしていると

かえって意識してしまうことがある。

これは慣れの問題かもしれないが。


私が入っているランニングクラブにも

視覚障害のメンバーがいて、

たまにジョギングの伴走をする。

時間にして30分から1時間は伴走するので、

いろいろとお喋りをしながら走る。

最初は何を話したらよいかドギマギしたが、

いざ走り出したらいつも健常者と同じで

たわいもない話をしなが走った。

案ずるより生むが易しか。


ガストの3人組が手話で何を話していたか

全く見当もつかないけど、

楽しいランチになったのは間違いなさそうだ。