田中絹代
昨日、5月23日は映画監督 熊井啓の命日でした(2007年没)。
それで思い出しましたが、この監督の『サンダカン八番娼館 望郷』(1974年)で
主人公を演じた田中絹代のことを思い出します。
熊井監督の話じゃなくてすみません!(汗)
この作品を観たのは30年位前かな?
名画座か京橋のアーカイブ(旧フィルムセンター)か…。忘れました。
当時、田中絹代のことを良い女優だなぁと思っていて、
この映画は監督というよりも女優見たさでした。
まぁ、田中絹代もすでに70歳超えていましたが(汗)
映画の内容はロクに知らぬまま観たので、その衝撃たるや…
若き日の主人公を演じる高橋洋子の演技も素晴らしく
物語を進行させる役回りの栗原小巻も良かったな。
田中絹代は主人公の晩年を演じていますが、
元からゆきさんという雰囲気そのままに(実際に見たことは無いのですが)演じていました。
田中絹代は『流れる』の女中さん役も良かった。
テレビドラマなら中学生の頃に見た『前略おふくろ様』でしょうか。
若い頃より歳を重ねてからの方が役に恵まれました。
実際、晩年は巨匠と呼ばれる監督の作品ばかりに出てますからね。
昔は暇さえあれば映画館に行っていましたが、
ほぼ見なくなってから10年以上経ち、今は昔見て良かったのをテレビでやると見る程度(寂)
今の若い男優・女優はさっぱり分かりません。